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ダイアナ

 ダイアナ
愛のスピリチュアルガイダンス・14章
天界のダイアナ妃より


リタ・エイダ 著/森 晴季 訳
定価 ¥2,000(+税) 222ページ

ダイアナ妃の「たましいの声」があなたに呼びかける

◇真実の愛とは 
◇永遠の生命とは
◇自分自身と世界に対する責任とは

いま人は、地上が全てだという世界観から、深遠な真実に目覚めるときを迎えています。人は大いなる愛を知り、全宇宙とその摂理に目をひらこうとしています。いま人は、心の声に従って行動するとき。夢と内なる英知と真実から目をそむけさせてきた怖れの支配から脱却する時なのです。 (本文より)

 

霊界のダイアナ妃が語る
本当の自分自身をみつけるための愛のスピリチュアルメッセージ

ダイアナ妃の地上での苦悩、そして新しい愛へのはばたき、そうした経験を本人の魂のみが知るこころの真実を高次の意識をとおして、あるときは強くあるときはやさしく透明な眼差しで私たちに語りかけている。
テーマは多岐にわたる。永遠の生命、真実の愛、宇宙の英知、地球の未来、愛のテクノロジーとは…。これを読んで初めて、私たちは、彼女が地上で学んだことのすべてが、なにひとつ無駄なく彼女の高次元へのアセンションにとって必要だったことを知ると同時に、本当の意味で「ダイアナ妃の真実」を理解したと言えるかもしれない。
本書は、私たちが永遠の自己である魂の希求に目覚めるための、霊的ガイドブック。

推薦文

これは英知と明晰さ、愛、そして高次のヴィジョンに満ちた類いまれなる書。そのなかでは、多くの重要で根源的なテーマが明らかにされており、それはきっと多くの霊的啓発をあなたにあたえてくれることでしょう。味わい読まれるべき一書です。
アラン・コーエン(「人生の答えはいつも私の中にある」の著者)


もくじ

  • まえがき ダイアナからの通信の始まり
  • はじまり 1997年9月10日
  • Part1 ものの見方を変える
  • Part2 高次の教育
  • Part3 自分自身と世界に対する責任
  • 訳者あとがき

ダイアナからの通信のはじまり ダイアナと共に始まった魂を探求する旅。ダイアナからの最初のコンタクトがいったいどのようなものだったのか、誰もが不思議に思うことでしょう。ここに通信に至った経緯をしたためたいと思います。

あらかじめおことわりしておきたいのは、私がミディアム(霊媒)であり、いわゆる、コンシャス・チャネラーとして五年以上活動してきたことです。つまり私は経験により、自分の意識のなかや周囲にあらわれるさまざまな実体が何者なのか、メッセージを受けとる前から、エネルギーの流れや出現のしかたで見分けることができます。しかし、私はこれまで高次元の存在やその集団、また、アセンデッドマスター(昇天した大師)からのメッセージをおもにチャネルしてきたので、最近他界したばかりの女性からのメッセージを伝えることは不慣れだったと言えます。

私はチャネリングをおこなっているあいだ、自分が意識を失ったり、体外離脱をしたりしません。そのため受信した内容は、私の限られた意識をとおして伝えられるので、私の人格や言葉づかいによって若干の影響を受けることは否定できません。しかし、この方法でチャネルするとしても、そのあいだは自分自身をその場で起こることに完全にゆだねなければならないことを、理解していただきたいのです。さらに、私の個人的な考えや意見を手放し、客観的な聞き手になる必要があるのです。

チャネリングしようとするとき、「私自身」が、頭の奥へと引き下がる感覚をおぼえ、私はただ特定のエネルギーが入ってきて、空いたスペースを使うことを許すわけです。エネルギーがやって来ると、その存在たちの言葉が聞こえてきて、私はそれを声に出して話しているにもかかわらず、言葉の意味を考えてはいません。言葉は急流となって流れ、事実、速すぎるため、全部の言葉をとらえきれないときもあります。

チャネリングのセッションの場で、私にもたらされる恩恵の一つは、メッセージを伝えてくる存在とすばらしい一体感がえられ、彼らの高い意識と愛情を自分の一部のように感じられることです。しかし、それは大変幸福な時間ではありますが、同時に私の体のエネルギーをかなり消耗させるのも、また事実です。

本書は、ダイアナの霊からのヴォーカル・チャネリング│ダイアナが私を介して語るのを直接テープに録音したもの│を基に書いています。一語一語書き留めたものを、オリジナルの記録と同じ順序で載せていますが、意味を明確にし、読みやすくするために数か所、多少修正をくわえています。各章が、一回分のチャネリングによる通信の始まりから終わりまでの記録です。各章を書き写すに従い、彼女がところどころでする追加的発言もそのなかにふくまれています。

皆様と同じように私も、メディアが報道する皇太子妃ダイアナの話を読んだり、見たりしてきました。プリンスと結ばれ魅惑の時を手にしながら、孤独と裏切りのなかでついに離婚する不幸なプリンセス。そうした数々の報道のなかで、特に記憶に残っているのは、別居にあたってテレビで放映されたインタビュー番組です。多くを語ったそのなかで彼女が、「私は人々の心の女王になりたい」と言ったのが大変印象的でした。彼女は不倫の事実を認め、摂食障害についても告白しました。その率直な話しぶりを聞いたときから、彼女への私の気持ちや見方は明らかに変わりました。

そしてそのとき私は、はっと気がついたのです。彼女の目の奥で、「古い魂」がもつ深い英知が輝き、彼女の心には明らかに愛があふれているのが見えたのです。つぎの瞬間、私は自分自身の一部が、彼女のなかに映し出されているように感じました。それ以来、彼女の写真を見るたびに親しみをおぼえ、だんだん彼女の面影は私の脳裏を離れなくなりました。そして、それは彼女の死の前日、雑誌に載った彼女の写真をながめているときのことでした。

不意に私の体は奇妙な感覚に襲われ、あたかも雑誌の写真に写っているのは、私の顔や体のように感じられたのです。これによく似たできごとは、数ヶ月前から時々起こってはいたのですが、ほんのかすかに感じる程度にすぎませんでした。かなり混乱して、私は心のなかで自分のガイドにたずねました。「こんなことがなぜ起こるの?いったい何が始まるの?」その時は答えをもらえませんでしたが、私は、いずれ必要な時にわかるだろうと思いました。

まさにその翌朝のことでした。朝食をとっていると、ダイアナ妃が早朝、自動車事故で亡くなったというニュースが飛びこんできました。私はひどいショックを受け、多分多くの人がそうしたように泣きだしました。いったいなぜこんなことが起きてしまったの? あのテレビのインタビューを見て以来、私は彼女の将来の仕事に大きな期待を寄せていたので、よけい動転してしまいました。彼女の仕事は国際的な慈善活動にまで大きく広がっていて、これから先、彼女は愛と思いやりを、世界的規模でもたらす役割を果たすだろうと期待していたからです。彼女の瞳にある魂の光はこの能力があることを物語っていました。

しかしその後、報道の中心が、彼女の死去を悼む大勢の人々の反応にうつったとき、私は、彼女が自分のなすべきことのためにどういう運命の選択をしてきたのかに気づいたのです。そしてこの驚くべき事態の展開の意味を思い、彼女と神に、心のなかで感謝しました。しかし、それより以前、彼女の死を知った日の昼前のこと、私が、彼女の命、美貌や優雅さ、また、見つけたばかりの恋が失われてしまったのだ、と悲嘆にくれてすわっていると、突然、エーテル体(心霊体)の彼女が私の前に現れたのです。

彼女はやさしく私を見て、ほほえみ、テレパシーで三語「アイ・ラブ・ユー」と伝えてきました。一瞬、私は茫然となり、そして止めどなく涙があふれでてきました。つぎの瞬間、前日の不可解なできごとの謎がとけたのです。彼女はあの時、私の魂、いや、私たちの魂からのメッセージを届けにきていたのだ、と気づいたのです。(「私たちの魂からの」とここでいうのは、彼女と私は魂の系譜が同じだとそのとき確信したからです)そして、そのメッセージとは、心のなかでいちばん聞き取るのがむずかしいもの。創造主からその子どもたちへの愛―永遠の魂が約束する永遠の愛―のメッセージだったのです。

彼女は私の前に麗しい姿で立っていました。全世界が悲劇的な事故で死んだ彼女の魂を悼んで、祈りをささげているまさにその時に。彼女は傷ひとつなく、とても神々しく見えました。そして、彼女が生きている者へ伝えたかったこと、そして今なお伝えたいこと、それは「アイ・ラブ・ユー」という、愛の言葉。人はみな、霊的な側、永遠の生命の側から、このように愛されているのだということだったのです。

その後の数日間、時おり、彼女は私との短い会話をもちました。そのうち彼女が私に、その通信をチャネルし、公開してほしいと思っていることがわかってきました。当初、彼女の願いを断ったことを申し述べておきます。いくらなんでも、そんな話は非常識だと考えたからです。私の瞑想グループの仲間ですら、そうでした。しかし、彼女は愛にあふれ、意外な時にふと現れて私を驚かせ、最後には、私も思わず同意してしまったのです。その結果を、本書の「はじまり」の章に載せています。

その出来事以来、私は満ち足りたものを感じ、これで間違いないのだと思えるようになりました。私は彼女のメッセージをチャネルしたあと、彼女はたぶん、世界のさまざまなチャネラーやミディアムをとおして定期的にエネルギーを送ってくる他の存在やマスターと同じように、この霊界通信の世界でよく知られた存在の一人になるだろうと思いました。それから二週間後、私はたまたま、霊的な事がらをチャネルした内容の本を買いました。その本は、数年前に亡くなった、大学教授の霊界からのメッセージを口述したものでした。読みはじめるとまもなく、私はダイアナとオンラインになり、「あなたに、私の本を書いていただきたいのですが」と彼女は言ったのです。その言葉にふくまれる意味を知ってひどく驚いたものの、彼女がいつもただよわせているお茶目で陽気なエネルギーが、すでにそのころ、私の思考の一部になってしまっていたので「考えてみましょう」と約束したのです。やがて、物事は落ちつくべきところに落ちつきました。以前から私は、地球での自分のミッション(使命)について断片的に知ってはいました。そして、それがいかなるものであろうと、今生で成し遂げようと思っていましたが、この件を契機に、自分のミッションの内容が見透せるようになり、全容を少しずつ把握できるようになったのです。

さて、私はいま、読者の方々の注目と意識を感じつつ、ダイアナの霊が語る、愛と永遠の命についてのメッセージを、皆さまに伝えようとしています。本書が、皆さまの役に立ち、また楽しんでいただけるものとなれば幸いです。書かれている目新しい概念や考え方に対しオープンな心で臨んでいただければ、それは、あなたの覚醒への道につながることでしょう。そしてその目覚めは、あなたの心をひらき、あなた自身の神聖な人生の目的や、今生であなたが経験する事がらの真の意味を知るきっかけになるでしょう。

気が遠くなるほど長い年月、人間はその目的を、その意味を問いつづけてきました。その問いは、昔も今も同じように、繰り返しこう答えられてきました。「答はあなたのなかにある」 と。しかし、それは「頭のなかに」ではありません。それは「心のなかに」あるのです。その心のなかでこそ、あなたは、創造主をみずからの一部だと気づきはじめるのです。その時、あなたは、永遠の魂にすべてをゆだね、創造の根源なるものと、ふたたび一つになることができるでしょう。

ダイアナと同じように、私たちもまた、近い未来にしろ、遠い未来にしろ、ある時ある場所で、地球上での時間は終わります。その時、あなたは自分自身に問うことになります。「私は、本当に自分の望んだ行動をしてきたのだろうか? 私は、心の指示に従って、生きてきただろうか? 人生の幕が降りる今、私は自分の人生に満足しているだろうか? それとも、怖れや狭い考え、否定的な物事の見方や心の声への信頼の欠如が、私の言動を左右してきたのではないだろうか?」

現時点で、あなたがその問いに肯定的に答えられなくとも、また、長年の怖れがあなたを支配していたとしても、けっして手遅れとは思わないでください。どんなに時間がかかろうとも、あなたの心は、あなたを待っているのですから。永遠の愛を深くいだいて。

1997年10月 リタ・エイダ

あなたはきっと、あの美しかったダイアナ妃の悲劇的な事故死をまだよくおぼえていることだろう。 葬送の日、エルトン・ジョンが "Goodbye England's Rose May you ever grow in our hearts" と 歌った哀切な追悼の詩、「キャンドル イン ザ ウインド」。 あの詩のように、彼女は生き、他界してなお、その思い出は多くの人々の心に生きている。ダイアナ妃の突然の死去に、イギリスのみならず世界の多くの人々が悲しみにくれ、心のなかで彼女のことを想い、深く悼んだのだ。 それは、「英国のバラ」と称えられた美しい妃の悲劇的な死という理由だけではなかった。 彼女の魂がその生涯で、無器用ながらも、精一杯、ひたむきに表現しようとした「魂の真実」のなにかが、私たちの魂と響きあい、心をゆさぶられたからではないだろうか。 また、彼女が傷つきながら苦しみのなかで生長し、ついに地雷廃絶運動など、さまざまな奉仕活動の場で勇敢に自己表現するにいたったすがたに、私たちは、人がもつ大きな「可能性」を目の当たりにし、勇気づけられたからではないだろうか。

本書は、ノルウェーのチャネラー、リタ・エイダがダイアナと名乗る「実体」からチャネルしたものを、イギリスの精神世界系の出版社、フィンドホーン・プレスが一九九九年に出版したthe Celestial Voice of Diana : Her spiritual Guidance to Finding Love から翻訳している。フィンドホーンが出版にいたるまでには紆余曲折があった。 最初の話がもちあがったとき、フィンドホーンは、ダイアナ妃の名前を利用するものではないかと思い、読みもせずに即、断ったそうだ。二度目の話がきたときは、精神世界で著名な人々、アラン・コーエンやアイリーン・キャディなどの熱心な推薦もあって、読んでみたところ、スタッフ全員が非常にすぐれた内容だと驚いて興奮したものの、あえて出版はせず、もし三度目の話がきたら、その時こそ、ぜひ刊行しようと考えたという。そして、三度目の機会がめぐってきたのだった。

これによく似たことは、著者のリタさんがチャネルを開始するときにも起こっている。リタさんもまた、超有名な「ダイアナ」からの通信をチャネルするのを当初、かなりためらったという。そして、私もまた、日本語版の翻訳の話がきたとき、受けるべきかどうか、同じ理由で、ずいぶん迷ったのだった。訳させていただこう、と決意したのは、フィンドホーン版を読んでみて、内容が大変魅力的で、いまこの内容を必要としている人たちが大勢いるのではないか、と考えたからだ。

本書は心と愛、高次の自己についての書であるが、コンパクトな本にもかかわらず、内容は多岐にわたり、広くかつ深い。 本書は、フィンドホーンの編集者、トニー・ミルトンが述べているように、多くの人を支配している利己的なエゴと、長年にわたり潜在意識に植えつけられた信じ込みや世間の常識に翻弄されずに、どうしたらその魂の希求する本来の自分の在り方を表現できるか、に主眼をおいている。 内容の一部は難解かもしれない。だがきっと多くの方は興味ぶかく、また楽しんで読んで下さることだろう。

さて、誰もが、「これは本当にあのダイアナ妃からの通信なの?」と疑問に思うにちがいない。その答えは、読まれた方、お一人おひとりの心の真実によって見いだしていただければ幸いである。この通信は、ダイアナ個人というより、ダイアナとして表現されていた存在が属する魂(三次元も含め、多次元的な)からのメッセージなのだろう。しかし、どうお感じになるかは、お一人おひとりの心にお任せしよう。なぜなら、その人にとって何が真実かは、結局は主観的にしか知ることができないのだから。

本書は、アメリカとイギリスがイラクで開戦してまもないころ、訳了した。日本のけだるい平和のなかで不況の影が落ち、テレビはリアルタイムで砂嵐の吹きすさぶ砂漠を行く戦車の隊列を写し出していた。恐怖という手段で国民をコントロールしようとする独裁者のエゴと、圧倒的な軍事力をもって「衝撃と恐怖作戦」を断行しようとする大国のエゴがぶつかりあう戦場。双方がそれぞれの正義を神の名の下に声高に叫ぶなか、他の国々は自国の国益、利権を考えての発言をし、チグリス、ユーフラテス流域に血が流されていく。 その一方で、大勢のふつうの人々は、このような旧来からのやり方ではなにも解決できない、と異議を唱え、新たな方式を模索している。ダイアナが言うように、今後、新旧の意識の亀裂はさらに深まるだろう。戦争を横目で見ながら、私たちはいろいろな悩みをかかえて生きている。 「なぜ、こんな世界にわたしは存在しているのだろう?」と自問しつづける人もたくさんいるだろう。また、「なぜ、いつも恋愛がうまくいかないのか?」「なぜ、自分はこんな目にあうのだろう?」と当惑したり、思い悩んだりしている人も多いだろう。 本書が、あなたの問題を考えるうえでの一助になり、あなたらしく生きていくためのヒントになれば幸いである。私の場合、翻訳をするなかで、自分自身についての多くの気づきがあったことをとても喜んでいる。

翻訳に際して、多くの方々に助けていただいたことを、ここに深く感謝するものである。この翻訳の橋渡しをして下さった高橋俊子さん、相談にのって下さった芝山香さん、訳文のチェックをして下さったC・I先生、森本季志子さん。また、私の知らないところで援助して下さった方々にも、厚く御礼を申し上げたい。そして最後に、本書の出版を企画し、いつも澄んだ目であたたかいアドバイスをくださり、万事の面倒をみて下さった版元、三雅の広常豊子さんに深く深く感謝したい。彼女の熱意がなければ、日本語版は日の目を見なかったにちがいない。本当にありがとう!!

二〇〇三年四月十六日 森 晴季

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